あなたはそば派?それともうどん派?もっと満足したいならセットがおすすめ!

あなたはそば派?それともうどん派?もっと満足したいならセットがおすすめ!
おいしいおそばやうどんを食べるときは、「日本に生まれてよかったなあ」と思える瞬間ではないでしょうか。そばもうどんも、それぞれ好みもありますが、どちらも日本のソウルフードといっても過言ではないでしょう。古くから現代まで、さっと軽く立ち寄って食べられる立ち食い店なども多く、昔ながらのファストフードともいえます。
 
気軽に食べられる、そばやうどんですが、少し物足りないかな、というときもあるかと思います。そんなときは、そばやうどんを丼ものとのセットにするのがおすすめです。丼ものとのセットなら、そばやうどんをさらっと食べつつ、がっつり丼ものを楽しめることができます。今日は、そんなグルメな方に、そばやうどんと、丼もののセットについておすすめしていきます。
 

江戸と関西の違い

そばやうどんのセットについて解説する前に、まず簡単に江戸と関西のそば・うどん文化について説明しましょう。現在よく言われているのが、関東はそば、関西はうどん、という認識ではないでしょうか。確かに関東というより東京では、立ち食いそば屋も多く、うどんよりそばの印象があります。また、うどんといえば香川県といったイメージも強くあるために関西の印象が強いのも事実です。
 
とはいえ、江戸時代ではそば屋という店名で、セットというよりもそば・うどんの両方を提供する店が多くありました。また、他の料理やお酒なども提供していたようです。東京がそばのイメージが強くなったのは、江戸時代の中期、米やうどん食の庶民が江戸患いといわれるビタミン不足による脚気などがはやった頃のことです。
 
ビタミンB1を多く含むそばを食べることで改善されたことが広く知られ、江戸庶民の間でそばを食べることが大流行しました。そしてその流れか、江戸末期・明治と、そばを食べることが粋な文化として東京に根付いていきます。そばを食べるのが粋な文化人で、うどんを食べるのは庶民、という世情については、夏目漱石の「吾輩は猫である」にも描写されています。
 

関西のうどん・そばのスタイルは?

関西でも京都はそばの歴史も古く、老舗のそば屋も多くなっています。にしんそばという京都で食べられるそばもあります。しかし大阪では、そばよりうどんが好んで食べられる傾向のようです。
 
関東でのそば屋とちがい、うどん屋が客のニーズに合わせてそばも提供する、というスタンスとなっています。関西は汁がうすめでコシがなく柔らかめのものとされていますが、丼ものの「汁もの」という位置づけとされていたからだそうです。関西ではそばやうどんは、汁ものとして、丼もののセットとして食べられることが多くなっています。
 

丼ものとセットとしての文化

丼ものを、そばやうどんとのセットとして食べるようになったのはいつからでしょうか。そもそも、関東・関西の地域では、そば屋でうどんも提供していたし、うどん屋でそばも提供していたようです。他の一品料理や酒を飲む店として、江戸の町でも大人気だったようで、数多くのそば屋がありました。
 
関西における、そばやうどんは、汁ものとしての認識が強かったようで、その流れで他の丼ものなどとセットで食べられてきました。江戸では、立ち食いそばという、せっかちな江戸っ子の性分が作り出した営業方法から、さらにせっかちな江戸っ子が生み出した、「ぶっかけそば」という食べ方が、丼ものの発祥といわれています。
 
蕎麦切りといわれていたそばは、そもそも「もりそば」で茹でたそばをそばつゆにつけて食べるのが一般的でした。せっかちな江戸っ子が、いちいち汁につけて食べるのが面倒になり、そばに具材を載せてそばつゆをぶっかけて食べたのがきっかけといわれています。
 
そこから、白米の上におかずをのせて食べる、いわゆる丼ものが流行り、江戸のそば屋でも丼ものを提供するようになりました。そば屋で、うどんや丼ものを提供していくうちに、セットとして食べられるようになっていったようです。
 

選べるセットがおすすめ

おそばを食べるつもりでそば屋に入っても、うどんのメニューに惹かれてしまうことはよくあります。そばにはそばの、うどんにはうどんの魅力があり、そのときの自分の食欲や空腹状態によってついつい迷ってしまいます。さらに丼ものが置いてあると、あれもこれもと食べたくなってしまうのは仕方がありません。
 
食べたいものを食べたいときに食べるのが、一番おいしく食べられるのは覆せない事実です。ぜひご自身がそのときの状況で選んで、おいしくいただきましょう。
 
うどんかそばか、やはり丼ものも…と迷われたり、とてもおなかがすいていたりする方には、選べるセットメニューがおすすめです。そばやうどんに、ミニ丼がついたセットなら、ご満足いただけるのではないでしょうか。
 
そばやうどんと丼ものを食べるなんて、メインとメインを食べるようなものではないか?と疑問に思う方はぜひ、うどんやそばは汁ものであって、メインは丼もの!という認識を持ってみてください。そうすると、そばやうどんは、丼ものとセットで食べるのが普通のことだと思えることでしょう。
 

まとめ

そばやうどんは、古くから日本中で食べられてきたソウルフードです。庶民の食べ物であると同時に、ハレの日に食べるものとされているのも、日本らしい面白さがあります。普通の日もおめでたい日も、美味しいものは食べたいときに食べるのが一番です。
 
「助八」なら、そばもうどんも丼ものも、セットで満足して召し上がっていただけます。メニューが豊富ですので、食べたいときに好きなものを召し上がっていただけます。おいしいそばやうどん、セットで丼ものも、ぜひ美味しく食べてみてください。