日本で昔から長く愛されている「うどん」ですが、全国の職人や料理人が開発を続けその種類は膨大なものとなっています。今、うどんのメニューにはいったいどのような種類があるのでしょうか。
そこで、この記事では、冷たいうどんと温かいうどん別に、代表的なうどんのメニューをご紹介します。春夏秋冬、どの季節でもそれぞれの楽しみ方があるうどんをぜひご堪能ください。
そもそもうどんとは?
日本では広く馴染みのあるうどんですが、そもそもうどんの定義とは何なのでしょうか。ここでは、うどんとは何か、そしてうどんの麺の種類についてご紹介します。
うどんとは
うどんの主な原材料は、小麦粉と水です。小麦粉に適量の水を混ぜて練り、薄く延ばして麺の形に切ったものが「うどん」と呼ばれています。
昨今、生地自体に別のものを混ぜて味をつけたものや、隠し味を入れるといったケースもあります。このようにさまざまなレシピが生まれてはいますが、小麦粉と水を使うという点では共通したものがあると言えます。
代表的なうどんの麺の種類
うどんの麺の形状にはさまざまな種類があります。最も一般的なのが、少々厚みのある形の麺です。この種類のうどんの断面は長方形となっています。
一方、薄く引き伸ばされ平べったい形をした「きしめん」もうどんの一種です。このきしめんはとくに愛知県の名物とされています。
また、「冷や麦」といった細い形状の麺も存在しています。こちらはうどんの一種とする説もあれば、うどんとは言わない説もありますが、材料自体はうどんとほとんど変わりません。
ちなみに、「冷や麦」と「うどん」の違いは、その太さで定められています。具体的には、麺の太さが1.7mm以上のものを「うどん」、それ以下のものを冷や麦と呼んでいるのです。
冷たいうどんのメニュー
うどんを茹でたあとに冷水にさらしてから食べる冷たいうどんもあれば、茹でたあと温かい出汁と一緒に食べるメニューもあります。ここでは、夏場におすすめの冷たいうどんのメニューをいくつかご紹介します。特にさっぱりとうどんを食べたい人におすすめです。
ざるうどん
うどんの本来の味を楽しみたいという場合におすすめなのが、ざるうどんです。ざるうどんはうどんを茹でたあと一度冷水にさらし、そのまま器に盛りつけるものが一般的です。
ざるに盛られたうどんを出汁でいただくというシンプルなつくりなので、うどんそのものの味を味わいたい人にたいへんおすすめです。
冷やしたぬきうどん
皆さんは「たぬきうどん」をご存じでしょうか。たぬきうどんはうどんの上に天かすが載っているタイプのうどんを指します。天かすのサクサクとした食感と、うどんのコシを楽しめるメニューとなっています。
「冷やしたぬきうどん」は、出汁がないタイプの冷たいたぬきうどんのことです。うどん本来の味を楽しめるだけでなく、天かすの味わいも感じられるシンプルながら満足のいくメニューです。
温かいうどんのメニュー
先ほどは茹でたあと冷水で冷やした冷たいうどんのメニューをご紹介しました。ここでは、出汁や温かいスープでいただく温かいうどんのメニューをご紹介します。肌寒い季節、心も身体も温まるうどんのメニューをぜひご覧ください。
かけうどん
うどんの中で最もシンプルなメニューと言えば、かけうどんがあります。かけうどんはその名前の通り、茹でたうどんに温かい出汁をかけたうどんのことを指します。うどんの中でも最もスタンダートなものだと言えるでしょう。
うどん本来のコシを楽しむことができるので、どれにするか迷ったときにおすすめのメニューです。
きつねうどん
きつねうどんは、うどんの上に油揚げが載ったうどんのことです。「きつねうどん」という名称は、油揚げがきつねの好物だとされていることに由来しています。
その発祥自体は関西だと言われていますが、きつねうどんは今や全国で楽しまれているポピュラーなものとなりました。
カレーうどん
カレーうどんとは、通常のうどんにカレーをかけたものです。カレーライスとは違い、カレーの下にうどんがあるため、比較的軽く食べられるという特徴があります。
カレーうどんが生まれたのは、東京の早稲田の地域だと言われています。その後、カレーうどんは家庭でも簡単に作られることから全国区になりました。現在では、カレーうどんは名古屋名物とされています。
なべ焼きうどん
うどんというと、どんぶりの中、出汁に浮いている様子を想像する方も多いでしょう。しかし、温かいうどんの中には、鍋に入ったものも存在するのです。
中でも代表的なのがなべ焼きうどんです。なべ焼きうどんは、鍋状の鉄板でうどんを焼いたメニューです。本物の鍋のように、白菜などの具材を入れたものも多く存在します。
うどんだけでなく、野菜もしっかりと食べられるといった点で人気のメニューとなっています。
まとめ
うどんには、冷たいものがあれば温かいものもあります。このように春夏秋冬、いつの季節でも楽しめるという点でも、日本で長い間愛されているものなのでしょう。今回ご紹介したもの以外にも、今やさまざまなうどんメニューが存在しているので、色々なうどんを楽しんでみてください。
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